何をもってお得と考えるかによって変わってくる
・ショッピングでお得なカード
・ポイント還元率が良いカード
・キャッシングでお得なカード
・保証(保険)が良いカード
・使えるところが多いカード
・・・・
保証、保険に関してはカードによって特徴がありますが
今回は、ショッピング、ポイント、キャッシングを重点に置いて検証してみようと思う
また、海外といってもどこに行くかで変わってくる
アメリカ、中国、イギリス、フランス、タイ、ベトナム・・・・
今回はアメリカ(本土)を対象にしてみた
まずは、国際ブランド選びから
自分は初めてクレジットカードを作るとき、「ブランドを選べ」と言われて
「???」となってしまった
American Express(アメリカンエキスプレス)
Diners Club(ダイナースクラブ)などは
カードを選べば自然とそれになるものがあってわかりやすいが
VISAとかMASTERとかJCBとかは、カードに入会する際に「どれにする?」と
いきなり聞かれ「え?何それ」となってしまった
どれにすればいいかもわからず、とりあえずVISA、MASTERが海外に強いらしい
「よくわからないから、VISAにしておこう」みたいな感じで決めた
当然ですが
海外で使う事を前提とした場合、国際ブランド選びはとても重要です
自身の経験からすると利用できるお店の数は
VISA>MASTER>JCB>AMEX=DC
です
行く場所や利用するお店の種類などにもよると思いますが広く
あまねく考えた場合はこんな感じでしょう
(DCはJCBと提携してJCBで使えるところは使えるようになってるらしいです)
AMEX,DCは年会費も高いので、VISA、MASTER、JCBを対象に比較してみました
海外でショッピング、キャッシングする際に重要なのは当然為替レートです
各カード会社はVISA、MASTER、JCBで計算された為替レートで決済されます
そして、各カード会社の各種手数料を取られて請求されるわけです
以下のような感じ
VISA,MASTER,JCBで割り出された
為替レートの請求 + 海外取扱事務手数料 + ATM手数料(キャッシングの場合)
クレジットカードの請求明細は、上記で計算された合算金額が掲載されます
したがって
・為替レートが有利な国際ブランド
・海外事務手数料が有利なクレジットカード会社
・ATM手数料の少ないクレジットカード会社
を選べばよいわけです
また各クレジットカード会社独自の還元ポイントがあるため
それも考慮に入れて考えます
話を戻して、為替レートが有利な国際ブランドは
実際は、以下のサイトで比べることができるわけですが
VISA:https://usa.visa.com/support/consumer/travel-support/exchange-rate-calculator.html/
MASTER:https://www.mastercard.us/en-us/consumers/get-support/convert-currency.html
JCB:http://www.jcb.jp/rate/jpy.html
(JCBだけ前日分しかわからない、小数点第3位以下を切り捨て掲載されている)
他の検証しているサイトで書いてあるが、MASTER>JCB>VISA
という順番で為替レートが有利らしい
本当だろうか、ここ数日調べてみるとそうではないような気がしてきました。
MASTER,JCB,VISAともレートが決定する時間が違います。
MASTER,VISAはいつ決まるのかはっきりとはわかりませんが
レートを決める時間が違うため
一概にどのカードブランド(以下ブランド)が有利とはいえません。
あえて言うのであれば、JCBのレート決定が一番早いようなので
ゆっくりと安定した円安で為替が推移している場合はJCBが有利なる傾向
ゆっくりと安定した円高で為替が推移している場合はMASTERが有利になる傾向
という感じ
MASTERとVISAを比べた場合、MASTERの方が有利の場合が多かった
(VISAが一番有利の時も稀にあった)
ただし、盲目的にレートが表示されるサイトを信じて使うのも疑問があり
実際に双方買い物に利用し試してみた
実際のレートは買い物した日ではなく、カード会社にデータが届いた時のようだ
なので、少なくとも買い物した日以降の何日か後のレートが採用されるはず
MASTERの場合、おおむね次の日か3日後あたりのレートが採用されていた
しかし、JCBの場合は請求とレートが全くかみ合わず
誤差が0.5円以上開いた。おおむね買い物した日~5日後までのレートは
109.80~110.2程度であったのに、クレジット請求されたレートは110.7であった
当然クレジットカードの海外取扱事務手数料も考慮したレート換算である
JCBは休日のレートを公表していないため、ブラックボックスとなっている
利用者に不利なレートを適用してもわからない
と言う事で、今のところJCBは信用ならないと言わざるを得ない
一度だけで判断するのも問題のため、もう少し検証は進めていきたいと思う
続いて、各カード会社の海外取扱事務手数料である
ショッピングで利用した場合、各ブランドの為替手数料で計算されるが
実際にはこの海外取扱事務手数料を上乗せし徴収される
各クレジットカードにより、またブランド別にこの%は変わってくる
以下のような感じ
※海外事務取扱手数料とポイント還元率(2017年7月)
ほぼ横並びではあるが、ここでもブランドによる違いがあり
JCBの手数料が若干少ないことがわかる
この表と先ほどの為替レート考えた場合、イオンカードが良いように見えるが
考慮に入れる点がまだある
考慮に入れる点がまだある
それは、買い物の場合はポイント還元率、キャッシングの場合はATM手数料である
ATM手数料とは
1万円以下をキャッシングすると108円
1万円超なら216円等の手数料を取られる
1万円以下をキャッシングすると108円
1万円超なら216円等の手数料を取られる
そういうクレジットカードはこまめにキャッシングをすればするほど
手数料が積みあがる。当然だが無い方がよい
手数料が積みあがる。当然だが無い方がよい
各カードには特徴があり、イオンカードはイオンで買い物した時にお得
楽天カードは楽天で買い物をした時にお得などそれぞれ利点が異なる
それぞれのカードを海外で利用した時はどうであろうか
先ほどの表にポイント還元率とATM手数料を付け加えてみた
ポイントの還元率を考えると、楽天カード、REX CARDが抜きに出ているため
ショッピングを考えた場合、楽天カードのMASTERかJCBが良いと思う
キャッシングで利用する場合はポイントはつかないので
ポイントによる違いは意味がない
ポイントによる違いは意味がない
キャッシングの場合は、ATM手数料「なし」を考慮する必要がある
その結果、セディナ、セゾン、ライフ、ジャックスとなる
また、キャッシングの場合は利息がつく
利息は各社ほぼ横並びのため、ここでは詳しく説明しないが
日毎に利息は加算されるため、できるかぎり早く簡単に返済ができるカードが望ましい
この中で、楽に一括返済ができるのはセディナカード
(Webサイト上のPay-Easyで一括返済ができる)
上記結果を踏まえると
ショッピング
楽天カード(MASTER or JCB)
REX CARD(MASTER or JCB)
キャッシング
セディナOMCカード(MASTER)
がお勧めである
これ以外の要素としてはカード付帯の保険もあるので、次回はその点も考察してみたい